「鈴木さん、それは納得いかないよ。
始めた仕事は、最後までやらないと
いけないってどんな本にも書いてあるよ」
と、思う方も多いと思う。
鈴木も、初めはそうだと思ったので
あなたの言うこともよく理解できる。
しかし、、、
旧ソビエト連邦の心理学者
ブルーマ・ツァイガルニク博士が
発見した「記憶」の性質を知った後では
(なるほど、そういうこともあるのか)と、思った。
どういうことかと言うと、、、
博士は、こんな実験を行った。
実験は次のようなもの。
・パズルを解く、
・粘土細工でイヌを作る
・計算をする
・厚紙で箱を作る
など、
そんな様々な課題を、計1時間のあいだに
次々と20種類やってもらう。
その後、この中から無作為に選ばれた
・10種類の課題については最後までやり通してもらう
・残りの10個は未完成のまま中断してもらう
そして、どんな課題を行ったのかを、
その後に思い出してもらうのです。
短時間内で20個ものタスクを次々とこなすと、
すべての内容を想起するのは難しいでしょう。
しかし、完了していない課題は、
完了した課題よりも2倍も
思い出しやすいことがわかりました。
その理由を、博士自身は、
このように説明しています。
「課題を遂行している最中は
緊張感があるため、
課題から離れても、心のどこかで
気にかけているのに対し、
完了すると緊張感からも解放され、
記憶が褪あせてしまうのです」と。
つまり、、、
仕事を中途半端にして放置していると
脳が気持ち悪いので、無意識にその答えを
探し続けていると言うこと。
追伸
そう言えば、、、
鈴木がブログを書く時は
博士の言ったように行っていることに気付きました。
それは、理屈ではなく
ただ単に書き続けられなかっただけですが(涙)
ブログを書き始めて、詰まったら
そのブログを保存し
「未完成のブログ」のフォルダーに
入れていたのです。
そして、数日後、ひどい時は数週間後
そのフォルダーを開いて書き始めると
すんなり書き上げられることも多いのです。
きっと、脳が無意識に働いていたのでしょうね。。。
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