鈴木は、「勉強法」について
書かれた本は
ついつい読んでしまう。
と、いうのも
「脳」は、100のうち3しか
働いていない、というのが定説だ。
これが、12とか23
働くようになったら
どんなことが起きるのか?
そんなことに、
とても興味があるから
脳の力を増すような勉強法に
興味がわので、つい読んでしまうのです。
今回も、そういう本。
※三輪氏は、伊藤忠商事・調査情報部長。
<経済学者、中谷巌氏は、どんな分野でも
「一流のプロになるためには
一万時間を投資しろ」と述べている。
一万時間は、大学院で博士号を
取得する時間に相当する>
→医学系を除けば
通常は4年で博士号を取得できる。
つまり、10,000時間を、
4年で割ると1年換算2,500時間
2,500時間を365日で割ると6.84時間
※土、日、祝日、祭日を除けば
1日8時間程度の時間を
1つの研究テーマについて
研究するという事ですね。
感覚的にやっぱり「長い」です。
つまり、逆説的な見方をすれば
初めから10,000時間
勉強する気がなかったら
「プロ」になると
決めてはいけない、ということ。
初めから手を付けては
いけないのです。
<19世紀に活躍した
英国の著名な評論家
アーノルド・ベネットは、
こまぎれ時間について、
トランクの空間に喩えて、
「四隅の時間」といっている>
→これには「異論」を持つ。
最低20分連続するぐらいの
「四隅の時間」でなければ
効果はないように思う。
なぜなら、集中力が
オンになったりオフになったりして
エネルギーを効率よく使えない。
疲れてしまう、と思う。
<不遇の時代こそ好機。
作家、松本清張も朝日新聞の
小倉支局で働いていた時代、
高等小学校卒という学歴のため、
記者になれなかった。
そうした不遇時代に
猛烈な勉強を続けたことが、
のちに作家として
大成する基礎を築いたことは有名>
→社会人になってから、学生同様に
勉強し続ける人は少ない。
勉強しなくては、と思っても
そもそも「時間」が取れなくなるものだ。
周りのみんなが勉強せずに
その間、自分だけが勉強すれば
その差は、年月を経るごとに
差が出るのは当然だ。
また、作家たるもの、
読書は必須の勉強である。
知識が無いのに、良質なアイデアは
出てこないのが現実だ。
<わずかな時間も無駄にせず、
コツコツと努力を続ければ、
積もり積もって大きな成果に結びつく。
毎日1時間でもいいから、
無駄に過ごしている時間を
何か有益な目的のために
向けてみるといい。
そうすれば、平凡な能力しかない人間でさえ
、
10年もしないうちに、
見違えるほど博識な
大人物に変わっていくはずだ。(スマイルズ、自助論)>
→ここでも出てきました、、、
「10,000時間」につぐ
重要なキーワードだ。
「10年」という数字には
目に見えないが、大きな意味を持つようだ。
反対に考えれば、「10年」続けるのが
いかに難しいか?とも言える。
<大学受験用の参考書を
大人になって読むと面白く読める。
学生時代に苦痛だったものが、
大人になり経験や知識が増え、
多少知的に高まったからだといえる。>
→鈴木も、山川出版社の
世界史の参考書をよく読む。
受験のためではないから
「気楽」に読めるのか、頭によく入る。
<ベタ記事のすすめ。
毎日、世界中から集まる
ニュースは膨大なものになる。
その中から紙面に載せるため
取捨選択されるほんのひと握りの記事は、
すべてトップにしてもおかしくない
ニュース価値を持っている。
ベタ記事は大ニュースの前触れだったり、
時代を象徴する意味合いが込められたりする。
ニュース価値と記事の大小は、
必ずしも比例しないのが国際面である。>
→こういう話しはよく聞く。
しかし、国際面のニュースは
日本と違ってバックグラウンドが
大きく異なる。
例えば、ヨーロッパなら
キリスト教、ローマ史、ギリシア哲学
世界史、シェイクスピアぐらいは
基礎教養として知っておかないと
そのニュースの価値すら判断できないと思う。
追伸
やっぱり「時間」を大事にすること
そして、コツコツやることが
大事だということだ。
何事もいっしょである。
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