今日も、5代目尾上菊之助さんの
修業論の話しの続き。
尾上菊之助さん:
「45歳になって、だいぶん基礎的なことや
型のことは考えなくても板の上に立てるように
なってきたように思います。
※板とは、舞台を示す業界用語
型を大事にするすることはもちろんですが
今は役の心情をどこまで深めていけるか
そこに立っている気がしています」
と、簡単に言っているが、、、
7歳の時に初舞台だから
少なく見積もっても5歳、
もしくは3歳ぐらいから
稽古を始めているのですよね。
それから40年経った45歳で
発された言葉が、、、
「だいぶん基礎的なことや
型のことは考えなくても
板の上に立てるように
なってきたように思います」と。
追伸
鈴木は整体を稽古し始めてから
まだ25年しか経過していないと思うと
かの尾上菊之助さんが
おっしゃる40年には、まだ15年もあるのです。
その時には、70代か、、、
ん~ん、、、
そう言えば、、、
1998年、アメリカ『ライフ』が企画した
「この1000年間に偉大な業績をあげた世界の人物」で
日本人として唯一選ばれた葛飾北斎は
「70代で描くものは実に取るに足りないもの」と。
やれやれ。。。
修業の道は、続く。
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