40代の女性
12月上旬、顔をアトピーで
真っ赤にしてお見えになった。
お顔を見るや、、、
(2019年夏の暑さの
ツケだろうと思った)
真夏のアトピーは珍しくないが
真冬のアトピーは初めて見た。
数年前、アトピーで
苦しんでいたのだが
本人が人体力学体操で
治している実績がある。
その後、数年来、アトピーの
症状が出ていなかったのだが
12月に入って
顔にアトピーのような
症状が出始めたので、、、
怖くなったようだ。
※女性が、顔にアトピーのような
湿疹が出るのは辛いことだと思った。
男性の場合と比べて、、、
そのご心痛は、いかほどであるか?
(まずは、恥骨か?)
と、当たりを付ける。
※恥骨は、皮膚病と
関係が深いのは
整体では常識といってよいのです。
仰向けになってもらって
右手の親指の手根と
4指(=親指以外の指)で
指を立てずに恥骨をはさむ。
この段階では、、、
正確な場所を探す必要は無い。
なぜなら、、、
女性にとってみれば
この箇所は他人が
安易にさわる場所ではないからだ。
特にパートナーでない男が
さわる箇所ではない。
でも、この方とは
10年と言う信頼関係があるので
あえて急所から調整に入るのです。
とは言っても、、、
女性にとっては
敏感な所なので
すっと入り、若干、
強めにはさむことが重要。
はさんだ瞬間
「痛いですね」と、
恥骨を見ながら恥骨に声を掛ける。
声の掛け方、速度はとても重要。
ゆっくりではダメ。
ちょっと速すぎるのがいい。
ここで、患者さんが
「先生、痛いです」と
言っているうちは、
あまり効いていない。
さわられた痛みのためか
「あっ、、、」と、
身をよじるぐらいに
全身が緊張するぐらいだと
かえって、アトピーの予後は
経過が良くなるし速くなる。
※患者さんの内にある
緊急の力が動員されるから。
「火事場のクソ力」とも言う。
恥骨を挟んだまま
恥骨の右側と左側の
みぞの空き具合を触診する。
すると、右側なので
恥骨と対応している仙骨は
左に傾いていることがわかる。
そして、恥骨と仙骨のバランスを
保っている坐骨の内側の箇所も
左側が下がっていることも確信する。
また、お尻の左側が抜けて
骨盤全体も左に傾いているはずだ。
(下)号に続く
長くなるので今日はココまで。
明日のブログで
『12月に出るアトピーは
2019年の夏のツケ(下)』を
お届けします。
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