60代の男性。
「左腕の肩が痛い。
中がじくじくと痛むんです」
と、おっしゃる。
お体を拝見すると、、、
・痛いとおっしゃる左の肩は
見事に硬直している。
と、言うか、、、
硬いのを通りすぎて
なめし皮のようになっている。
(これでは、痛いだろう)
・その反面、右の肩甲骨は
外に大きく開いている
腰は、特記するほど
左右差はない。
(どこから手を付けるか?)
まずは、痛いとおっしゃる左肩に
手を置いてみるがまるで、反応がない。
冷やしすぎたアイスのようだ。
(ここから手を付けるのは無理だろう、、、)
お腹を診ると、、、
みぞおちから、へそにかけて
硬い硬直がある。
その反面、お腹の脇腹には
弾力がなく力が無い。
でも、中を探ってみると
内からの反応があるのを感じる。
(ここを突破口にしていこう)と、決める。
※お腹は、骨格に囲われていないので
緊張の具合が他の箇所と違う。
つまり、原因を突き止めるのに
一番、わかりやすいのです。
その後、お腹を診ていくと
脈の拍動がおかしいのに気付く。
脈の5泊めが、他の4泊と比べて
ほんのわずか沈む感じがする。
「あれっ、脈の並びが、、、」と、言うと
「不整脈なんですよ」と、軽く言われる。
(早く言ってくれよ、、、)と、思う反面
やっぱり、そうか。。。
ここまで、わかれば
左腕の痛みの理由もわかる。
※心臓に負担が掛かると
左腕が痛くなるのです
追伸
その後、心臓と関係する
箇所を緩めていく。
ただ、右の肩甲骨の開きが
おおもとの原因なのであるから
特に、この箇所は重要だ。
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体の中心に「痛み」が出ると「死」の恐怖が湧きおこる。