ある警察小説を読んでいた。
※警察小説とは、
警察を舞台にした推理小説の一種
国内では、
大沢在昌『新宿鮫』シリーズ
今野敏『隠蔽捜査』シリーズ
海外では
H・マンケル『ヴァランダー』シリーズ
M・コナリー『ボッシュ』シリーズ
独特の隠語がおもしろいので
鈴木はかなりの量を読んでいる。
話しは戻る。
その小説の1シーンでのこと。
※読んでしばらく経ってますので
思い出すかぎりで書いてます。
取調室で、後輩の警察官が
ある被疑者に対して取り調べをしている。
それを、マジックミラー越しに
先輩刑事が見ているという設定。
後輩の警察官がする質問に対し
淡々と答える被疑者。
休憩時間の際に
後輩警察官が先輩刑事に
意気揚々と報告する。
「先輩、見ていてくれましたか?
もう少しで被疑者は
すべて自白しますよ」
「それは違うぞ」
「えっ、、、」
「お前は、やつがすべて正直に
話していると思うのか?」
「思います」
「やつの顔はお前に正対してるけど、、、
やつのへそはお前の方を向いていないぞ」
「それが、、、」
「お前、、、
俺としゃべる時、
へその位置はどうなっている」
「・・・・・・」
「正対してるだろ。
人はなぁ~ホントのことを言う時は
へそが、お前に向かって正対するんだ。
そうでない時は、、、
まず、間違いなく
ホントのことを言っていないんだ」
引用はここまで。
追伸
井本先生からも、
「へそ曲がりと言うだろう。
あれは、ほんとにへそが
曲がっているのだ。
へそが曲がっている時は
体が捻じれている時。
体が捻じれるようになると
人に対して攻撃的になる。
勝負事をする時も
けんかをする時も
必ず体を捻じって使うでしょ」
つまり、この被疑者
へそが後輩の警察官に
正対していないのだから
「ホント」のことを
言っていないのですね。
整体は、体の動きを通して
その方の奥深いところまで
見ているのです。
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