ある50代の女性。
左の腰が痛いと言って
操法にお見えになる。
お体を拝見してみると、、、
痛いと、おっしゃる腰のところには、
異常感も圧痛点も無い。
(ここが痛いのは、理に合わない)
と、確信し、、、
その近辺を探っていく。
すると、、、
左の股関節の外側の下の箇所に、
力が抜けているところがある。
「ここ」を中心に、
周りを探ってみる。
時計で言うと、35分の箇所に
異常感を感じる。
また、その箇所に鈴木の手がいくと
「グッ」と力が入る。
(ここか!)
「●●さん、ここが痛いんではないですか?」
と、お聞きすると
「そこです」と、言う。
痛みが激しい時は、
こういうことも多いのです。
患者さんの感覚が誤作動するのです。
だから、患者さんがおっしゃったことは
尊重するけれども、それを鵜呑みにせずに
真摯にお体を拝見していくことが
重要になるわけです。
追伸
このように、長く続く痛みの時には
筋肉が、強ばっていることは少なく
反対に、筋肉に力が無いことが
ほとんどなのです。
この後は、筋肉に力が無いことがあれば
反対に、筋肉に力があり余っている箇所があるのです。
そこから、力を移譲するように
操法をするのです。
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