今日は、整体の修業(6)
以下、「」は、、、
塩野米松さんの著書
『失われた手仕事の思想』から
引用しています。
「(師匠が)言っても無駄なのである。
弟子は、時間が掛かっても
自分の身に付くまで
繰り返し、体で覚えていくしかない」
19年前に開業するまでは
鈴木も、井本整体本部道場に
週4日、通っては練習していた。
随時、行われた自主練習会にも
万難を排して通った。
また、年に3回、行われていた
特別講座にも欠かさず参加した。
その後、開催が決まった
京都、北海道、福岡での
地方研修会にも欠かさず参加した。
でも、、、
それでも、練習量が足りなかったようで
技術が自分の身に付くまでには
到らなかったように思う。
しかし、自分の道場を構えてから
練習の質が、根本的に
変わったように思う。
なぜなら、、、
下手は下手なりにでも
技術が決まらなければ
患者さんは、次回、
足を運んでくれないからだ。
追伸
今になって思うに、、、
開業するまでは、練習の量を
増やすことだけを考えるべきだ。
とにかく、生きた体に
ふれるべきだと思う。
だから、井本先生は
千駄ヶ谷に道場をこしらえてくださった。
そのチャンスを逃すことはないと思う。
また、この時期は、、、
技の習得に全意識が傾注するものだが
それと同時に、、、
人体力学体操をやりこんで
体が自由自在に動くように
訓練することが必要に思う。
正直に言うと、、、
その道のりは長く果てしない。
しかし、その努力は後で
必ず報われるのです。
参照:『失われた手仕事の思想』
著者:塩野米松さん
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