閑話休題
左の腕が上がらないと言う
60代の女性。
今日が3回目の指導になる。
「●●さん、左腕を上げてみてください」
と、何げなく聞いてみる。
「ん~ん、、、
前からは上がるようになりましたね」
「はい」
「横からも、いいようですね」
「前よりは、、、」
「後ろからは、、、
ちょっとですね」
「はい」
早速、仰向けになってもらう。
すぐに、左の脇の下の水かきを
左手で挟みながら、、、
「ここの水かきのところが硬いですね」
「、、、、、、」
右の水かきを右手で挟みながら
「腕が簡単に上がるこっちは
硬くないですね」
「ん~ん、そうですね」
左の脇の下の水かきを
左手で挟みながら、、、
「ちょっと痛いけど」と
言いつつ、それを弾く。
すると、、、
「先生、痛いです」
「なら、ここだね」
弾いているうちに
「芯」みたいのが奥から出てきた。
「これかな」
「、、、、、、」
「ちょっと痛かったですね?」
「ちょっとどころじゃないですよ」
「では、左腕を後ろから上げてください」
「こうですか、、、あれっ???」
「どうしました」
「先生、楽です」
「それはよかった」
「不思議だわ」
追伸
この後、なぜ左腕が後ろから
上がるようになったかは
細々と説明する必要はありません。
万が一、聞かれても
「●●さんに教えた体操を
熱心にしていてくれたからでしょう」
と、言うのがベターです。
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