今日は、佐佐木幸綱さんの
『万葉集:100分で名著』を
読んでブログを書いています。
30年続いた『平成』が終わり
新元号『令和』に決まった。
典拠は、『万葉集』の巻五、
梅花の歌三十二首の序文
(「梅花の歌三十二首并せて序」)である。
ちなみに、原文は、、、
于時、初春令月、氣淑風和、
梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香。
読み下し文は、
時に、初春の令月にして、
気よく風やはらぎ、
梅は鏡前の粉をひらき、
蘭ははいごの香を薫らす
さて、本文、、、
<なぜ古代人は歌を詠んだのか。
そこには、言葉に宿ると信じられていた
不思議な力があった。言霊である。
日本人の感性の原点ともいえる万葉集>
(なるほど。。。)
<言霊とは、
言葉に宿ると信じられた不思議な力。
縁起のいいことを
言うと縁起が良くなり、
悪いことをいうと、
悪いことがやってくる、という考え>
→ ちょっと話しがずれると思うが、、、
日本語の母音には深い意味がある。
母音、つまり「あいうえお」である。
これは、ブログを読んで
「へぇ~そうなのか」と頭で考えずに
鈴木の言うように声を出してもらって
体験するのがよい。
「あー」「いー」
「うー」「えー」「おー」と
声を出していくと、
不思議なことに気付くと思う。
体がかなり敏感でないと
わからないと思うが、、、
「あー」「いー」
「うー」「えー」「おー」
と、声を出すことで
特定の内臓のある箇所に響くのです。
「あー」→ 肺のところが振動する
「いー」→ 胃のところが振動する
「うー」→ 肝のところが振動する
「えー」→ 下腹のところが振動する
「おー」→ のどのところが振動する
つまり、声、言霊と言ってもよいが
ある音を吟唱することによって
その特定する内臓が「刺激」を受けるのだ。
昔から、人は気合いを入れる時は
「えいっ」と掛け声を上げる。
ここで、「あぁ~」「いぃ~」「うぅ~」「おぉ~」とか
声を掛けないでしょ。
必ず、「え」の母音を使うのです。
「え」には、体、心を鼓舞する
力(=パワー)があるのです。
追伸
万葉集と言えば柿本人麻呂。
大学生時代に読んだ本の中で
かなり印象が残った本が
梅原猛さんの
『水底の歌-柿本人麻呂論』でした。
この本の中心は、
当世、短歌の第一人者である
柿本人麻呂は、政争に巻き込まれ
島根県益田市(旧・石見国)である
益田市沖合にあったとされる、
鴨島で亡くなったのです。(流刑です)
それから、15年ほどして
その辺りをたまたま
旅行したことがあったのです。
もう、その頃は、
柿本人麻呂のことも
忘れておりました。
ところがですよ、、、
長時間のドライブに
疲れ果てたのか
今でもよくわからないのですが、、、
益田市に入って、日本海でも
眺めながら休もうかと思い、、、
海岸沿いを走っておりました。
ある箇所で、日本海を見ながら
休める箇所がありました。
そこで、車を停めて、、、
日本海へと足を進めたところ
『柿本人麻呂終焉の地』の
案内板が立っておりました。
潜在意識は、見聞きしたことを
すべて覚えていると言います。
こういう事ある
と、鈴木は思うけど、、、
あなたはどう思う?
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