開業まもない頃は
とにかく指が痛かった。
特に、右の親指。
患者さんを1人診ただけなのに
腫れるほど「痛い」のだ。
その頃は、理由がわからなくて
いろいろ考えたもんだが、、、
あれから16年経った今となってみると、
その理由がよくわかる。
つまり、結論から言うと
「構える位置」が悪かったのです。(涙)
「構える位置」の、重要性は
井本整体入門の頃から
井本先生、担当講師のH先生からも
何度も何度も言われていたのですが、、、
頭では理解していても
実際にやってみると難しいのです。
※技術って、そんなものだと思うが、、、
だから、後輩から技術のことで聞かれると、
まずは「構える位置」を変えてみては、
とアドバイスする。
この段階で、細かいところを言われても
言われる方は、迷うばかりと思うからだ。
※鈴木もそうだったからね。
まぁ~要するに、
「構える位置」が相手にとって
緊張しないか?どうかが重要なのです。
例えば、初めてお会いする方に
近づきすぎれば「?」と思われ緊張する。
それが、女性であれば、なおのこと。
「鈴木さん、そんなこと常識でしょ?」
「その通り、、、常識なんだが、、、
経験が少ないと、そこらへんの塩梅が難しいのです」
と、ここまで書いてきて
ん~ん、、、困りました。
次に、どう書くのがベターなのかが
わからなくなってきましたよ。(苦笑)
母と子どもは、その距離感が小さい。
父親と子どもの距離感は、それよりも大きい。
つまり、「信頼関係」の深さの違い。
恋愛関係にある男女にしても
ご本人の意識はともかくとして
周りから見ていると
その進行ぶりがわかるように、、、
仲良くなれば近づくし
縁遠くなれば、距離も離れる。
まぁ~そんなもんでしょうね。
そう考えると、後輩の質問に対して
ただ単に「構える位置」を
もっと遠くに、とか、もっと近くに
修正した方が「いい」とも言えなくなるのです。
人間関係が、もっと詳しく言うと
そこには「気=相性」の問題が出てくるのです。
追伸
しかしですね、、、
その微妙な距離感を保っているペアでは
施術側の指の形もきれい、形もきれいなのです。
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