「昨晩、右あごのところが
がくっとなりました」
「そうですか」
「その後、痛い箇所に
蒸しタオルを当てたのですが、、、」
「その後、どうですか?」
「まだ、痛いです」
「ちょっと後ろ向きに
なってみて下さい」
その瞬間、痛いと言う箇所の
周りを手根で大きく包み込む。
この段階では、ポイントを
1点に絞ることは必要ありません。
その後、患者さんに
自ら体を動かしてもらうことで
そのポイントの1点が明らかになります。
※その誘導の仕方が「技術」なのです
「それでは、
大きく口を開けてください。
次は閉じて下さい。
歯ぎしりするように
下あごを左右に滑らしてください。
どうですか?」
「痛くなってきました」
操法をしている鈴木からすれば
「痛いです」「痛くなってきました」
と、言われるたびに
「安心感」が湧いてくるのです。
痛くなってきたというのは
その異常の箇所を
患者さんの生命が認識したということ。
つまり、良くなってくる兆候。
お休みしていた箇所が
働き出した証拠でもある。
働きさえすれば
後は自力でなんとかなるのです。
追伸
この後、、、
右あごが痛いのを忘れたのでしょう。
鈴木に何も言ってこないので
これで操法は終了です。
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