70代の男性。紹介でお見えになった方。
「先生、右の脛の痛みが酷いのです。
寝ている時に痛みで
目が覚めることもあります」
「痛みで、目が覚めることもあるのですか?」
「はいっ」
「それはツライですね、、、
痛みで、目が覚めることは
あんまりよくはない兆候です」
「、、、、、、」
「でも、この箇所が緩んでくれば
痛みも徐々に引いていきます」
「。。。。。。」
早速、右の脛を診てみる。
ぶ厚く腫れている。
(これは、痛いだろう)
いつものように、、、
右手で大きく挟んでみて
動かしてみるが、緩んでくる気配が無い。
これでは埒があかないので、、、
この箇所と関係が深い
右足の外側を緩めに入る。
※通常は、上の関節である股関節を
緩めるのが常道なのだが、、、
すると、「先生、痛い」と言う。
(ここで間違いない)と判断する。
※「痛い」と言うのは、、、
この箇所が正常に働いている証拠。
あえて、この箇所を使うことによって
今まで感じなかった箇所に
意識を持たせるのです。
その後、すぐに右の脛を捉え
動かしてみると感じるらしい。
「ちょっと痛いですか?」
「ちょっとどころではないです」
「働き始めたきざしです」
「、、、、、、」
終わってから、
「今、痛いですか?」
「、、、あれっ」
追伸
井本整体の特徴の1つはこれです。
調整している間は、「痛い」のに
終わると「痛くない」のです。
なぜか?
鈴木が、指で強く操作していないから。
つまり、患者さんの「痛い」と言う感受性を
引き出しているからなのです。
押していないから、後で残ることもない。
だから、患者さんのほとんどが
操法中は、あれだけ痛かったのに
終わると痛くないのは不思議だとなるわけです。
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