ある時、
入門して5か月ほど経った
後輩の生徒さんと練習をした。
肩の圧痛点を捉える講座だった。
「お願いします」と言って礼をした。
正座している鈴木の後ろに
立つやいなや、
何げなく、すっと手を垂らしてきて
ふわっと鈴木の肩を挟んだ。
とても、心地よかった。
思わず、、、
「上手だね」と、言ってしまう。
「・・・・・・」
※何が何だかわからない様子
そりゃそうだろうなと思う
「そのまま、後の親指を止めたままで
中指を上下に動かしてみてください」
「こうですか」
※動かす速度が絶妙な
塩梅なので何とも心地よい。
これは、いいぞと思い
「いいよ。
今度は、そこから左右に動かしみて下さい」
「こうですか」
「それも悪くないけど、、、
5ミリ幅ぐらいを動かす感じ」
すると、、、
その肩のところにミゾができた
「そこに、穴ができたね」
「はい」
「それが硬結」
「・・・・・・」
追伸
入門して5か月なのに
ここまでできるのかと、、、
正直、びっくりした。
でも、できるのだから
できるのだろう。
それ以来、この後輩の手の感じを思い出し
実践の場でできるように再度、復習している。
手には「やるそ」と言った
気迫を込めるのではなく
ただ無心に手を流し
感じたところに手を置く
と、いうことなのだろう。
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