「先生、左の中指が
強ばっていうことを
きかないのです?」
「お風呂に入っても
取れないですか?」
「お風呂に入ると
少しは楽になります」
※温めると楽になる時は
神経系の問題ではないです。
ちなみに、神経系の問題であれば
虫歯と同じで始終、痛いです。
「なら、循環器系の問題でしょう」
「循環器系?」
「筋肉の偏り疲労」
「でも、左の手は
右ほど使っていないですよ?」
「人間の体は不思議で
右の手や腕を使い過ぎると
左の手に出ることもあるのです」
「そんなもんですか」
と、言いながら、、、
左右の手首の外側と
内側を観察する。
※必ず、「痛い側」と
「痛くない側」を比べることが重要
すると、手首の外側には
「下がり」が無い。
と、なると、、、
手首の真ん中か?
ありました。
左の手首の真ん中に
右には無い強ばりがある。
これを右手の親指で捉えてみる。
指の収まりが悪い。
左の親指に持ち換える。
すると、ぴたっと収まる。
※手が収まると、、、
患者さんは手を大きく
包み込まれたように感じ
緊張が緩むのです。
これは、とても大事。
その後、右の手で
患者さんの左手の中指を
根本から滑らせると
第二関節で引っ掛かる。
「ここで、引っ掛かるのですが、、、
この箇所が腫れたりしませんでしたか?」
「はいっ、そこが腫れたんです」
「そうでしょうね」
「・・・・・・」
後は、左の手首の間を
緩ませるように左の中指を
使って調整していくのです。
追伸
これだけの操法でも十分
患者さんの要求に応えているのですが
なぜ「そうなったのか?」を追及する。
その後、左の肩峰、
胸椎4番、7番を刺激し
左の肺を上げておいた。
終了後、左の中指の強ばりは
半分ほど緩んだようで
「楽になった」と帰っていかれた。
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