参照:山田知生『スタンフォード式疲れない体』
昨晩、ある新聞を読んでいたら
こんな広告を目にした。
それが、今日のタイトルである
人体の構造上、「お腹を膨らませる」と疲れにくい。
そんなこと、整体の世界では
当たり前すぎて「今さら」と思うが、、、
整体以外のところで、
昔から、整体が言っていることが
証明されるのは、とてもうれしい。
※ちなみに整体は
畳に布団を敷いて行うもの。
それ以外、つまり、ベッドで行う整体は
ただ「整体」という人気キーワードを
かたった別物である。
断じて、「整体」ではないことを
あえて記すものである。
と、ちょっと力んでみました(苦笑)
ところで、なぜ
人体の構造上、「お腹を膨らませる」と
疲れにくい、の、だろうか?
まず、これを熱心に読んでくれる
あなたにその場で実験をしてもらいたいのです。
「鈴木さん、どんな実験ですか?」
「山田知生さんが言うように、
お腹を膨らませて欲しいのです。
その時に、どこに力が入り
どこの力が抜けるのか?なのです」
お腹を膨らませると、腰に力が入り
肛門の箇所が締まってくるのを感じると思う。
それと同時に肩の力が抜けることが
おわかりだと思う。
つまり、肩や首に力が入ると言う方は
実は、肩や首に問題があるのではなく
お腹の力が無い=腰も弱い
ことを示しているのです。
その感覚が「感じない?」という方がいれば
それは、あまり体にとって
芳しい状態ではないのです。
厳しく言うと、そんな方は
すでに体のどこかしこに
異常、症状が出ているはずなのです。
つまり、お腹の力が抜けると
自然と腰の力が抜けるものだから
その影響は体の節々にまで及ぶ。
だから、整体指導者は、
お見えになった患者さんのお腹を確認して、
力が抜けていれば、
力が入るように指導するのです。
お腹に、力さえ入れば
その結果、あなたの異常、症状が
「いつの間」にか解消するのです。
要するに、お腹を膨らます力さえあれば
あなたが、今、抱えている問題は
そのうちクリアーになるのです。
追伸
ところがである。
昨今は、お腹に力がない人が多い。
男性は、ほとんど「ダメ」
つまり、その男性を取り巻く環境が
かなり劣悪だということを示す。
そこで聞いてみる。
「お仕事、大変なんですか?」
「昨晩も帰宅が2時で、、、
もう1週間も続いているんです」
「よく寝ていらっしゃいますか?」
「眠いんだけど寝れないですね」
という具合だ。
こうなったのも明治維新で
脱亜入欧を真似して着物を捨てたからだ。
昔の武士は何かあると
・鉢巻きを締めて
・ひもでたすき掛けをして
・帯でへその下を
締めた
いずれも、お腹に力が入る。
だから、肝が据わった日本人が多かったのだ。
追伸2
鈴木の師匠である井本先生が
この前のGWセミナーで受講生に
「鈴木君のブログを読んでいるよ。
あっ、そうそう、この前書いてあったのは
ちょっと違うけど、、、
まぁ~なかなか、いいこと書いているねぇ~」(涙)
と、言ってくれたのが引き金になったのか、、、
5月末のブログ読者数は
過去最高の7,420でした。
ありがとうございます。
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