先日、ブログの読者から
こんな2つの質問を受けました。
その質問が、いい質問だったので
ブログでお答えしたいと思います。
質問1、
蒸しタオルをラップやポリ袋に
入れて当てるより
直のほうが効果的なのでしょうか?
→(鈴木)結論から言うと、、、
直に当てる方が「効果」が大きいです。
鈴木も質問を受けてから
蒸しタオルをラップやポリ袋に
入れて実際にやってみました。
※いつもは、直に当てています
その感想は、
ラップやポリ袋に入れて当てるより
直に当てる方が、、、
・熱の浸透が大きい
・毛穴が広がる
・熱の余韻が長く続く
そんな印象を受けました。
鈴木の師匠である井本先生の
『すごい熱刺激』によれば
84ページからの引用
以下抜粋
<湿った熱だから体によく浸透する
乾いた熱では患部に届かない
熱刺激には水分が必須です>
→(鈴木)蒸しタオルをラップやポリ袋に
入れて皮膚に当てると、、、
それは、「湿った熱」ではなく
水分を保持しない「乾いた熱」になります。
水分が無いわけですからね。
この水分というキーワードは
とても重要ですね。
(中略)
<熱刺激が患部に浸透する前に
まず皮膚に熱が伝わります。
皮膚には、200万~400万もの痛点があり
ここに何かが触れると脊髄に
痛みの情報を伝えます。
熱さや冷たさをかんじさせる点もあるため
皮膚はさまざまな刺激を感じ取る
高性能なセンサーと言えるでしょう>
→(鈴木)皮膚には、200万~400万もの
痛点があるのか?
暗闇の中でも、手や指先の感覚で
たいていの物がわかるのもそのためなのか。
<さらに、毛穴や汗腺がはたらくことで
体温調節や老廃物の排出も担い
体内の水分を保ちつつ
よけいなものを入れないバリアにもなるという
非情に高度な役割を果たしているのです>
→(鈴木)人体の中で一番大きな組織は
実は、皮膚なのだそうですね。
その「乾いた熱」に対して
先生は、次のようにおっしゃっています。
<乾いた熱は、まずこの皮膚に
遮られる感覚があります。
(中略)
水分を介して伝わる熱は
毛穴が開いて体がゆるむ感がし
乾いた熱を浴びているときは
毛穴が閉じて皮膚も
ややこわばる感じがします>
→(鈴木)プールに行くと皮膚から
水分補給したようになる。
そのため、のどの渇きが
抑えられる感じがするが、、、
さらに、、、
<体内に浸透する感じも違います。
(中略)
この違いは人体の60~70%が
水分ということが関係しているのでしょう>
→(鈴木)自宅の風呂よりも、
湯治場の風呂に浸かった方が、
いつまでも体が
「ポカポカ」しているものね
追伸
最後に、まとめということで
先生はこんな比喩を使って
読者の理解が進むように
されておられます。
<暖房の風を浴びるのと
温泉に浸かるのとでは
体の温まり方がまるで違うように
熱が浸透する度合いに
天地ほどの開きがあります>
(これは、わかりやすい例えだ、、、)
鈴木の答えより、、、
ほぼ100%先生の答えに
なってしまいました。(苦笑)
ここまで長くなってしまったので
2問目は、明日に答えることにします。
参照:
『すごい熱刺激』井本邦昭先生
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