患者さんに
仰向けになってもらい
頸椎を下から上へと診ていく。
※頸椎は2番から7番までは
さわることができる。
頸椎1番は、後頭部の
出っ張りである後頭隆起で
守られれているため「さわれない」
つまり、とても重要な箇所と
言えるかもしれない。
体の仕組みの精妙さに感心する。
さて、話しは戻る。
ほんとに軽い圧度で
人差し、中、薬、子指を使って
頸椎をさわっていく。
そして、頸椎7番から2番まで
さすっているうちに
「ここ」と言う箇所が出てくる。
※異常な箇所は、
修正してもらいたいために
自ら出てくるという
側面もあるのだろう
・頭が疲労している人は、
頸椎2、3番が硬い
・耳の異常を抱えている人は
頸椎4番が硬い
・のどに問題がある方は
頸椎5番が硬い
・よく指先、腕を使っている方は
頸椎6、7番が硬い
この頃は、、、
ストレス社会のためか
頸椎2、3番の左側が硬い人が多い。
その箇所を中指の腹で
包み込むようにする。
手に気持ちを込める。
すると、次第に
緩んでくるのがわかる。
それでも、緩まない状況であれば
・お腹を診る
・足を診る
お腹であれば、
へそから上もしくは
盲腸の当たりに異常点がある。
足であれば、足全体が
もあ~っ、としている。
それを締めてやるだけで
頭の硬直が緩む。
ただし、頭の緊張が
強い人ほど、痛く感じるらしい。
と、患者さんが言っていた。
鈴木の経験則から言えば
左側の頸椎が硬直している方は
右側の足に、
「異常」を、来たしている
ことが多いようだ。
※左脳を脳出血などで壊すと
右半身が麻痺するように
追伸
このように、、、
「頭」=「お腹」=「足」は
非常に関連性が強い。
なぜなのか?
整体では、昔から、経験的に
「頭は涼しく、足は暖かい体」が
健康体であると言われてきた。
さらに、発生学では、、、
受精後、脳と腸(=お腹)は
同じ時期に作られるらしい。
3年ほど前にも、、、
盛んに「腸内フローラ」の重要性が
著名な学者により
理論付けされてきたから
「頭」=「お腹」=「足」は
非常に関連性が強いことは、
わかっていただけたと思う。
だから、今では、、、
あちこちの温泉場で見かける
足湯のサービスの増加も頷ける。
それにしても、、、
このストレス社会。
耐えられる強い体を
持つ人にはいいが、、、
耐えられない人には
辛い世の中だ。
まずは、足湯を勧めたい。
足を温めるだけで
頭の疲労がきれいさっぱり消失する。
※ただ、妊婦さんは
絶対、やってはいけないです。
理由は、足湯をすることによって
骨盤が緩み赤ちゃんが下がるからね。
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