整体をやる者にとって
お腹ほど大切なものはないのです。
腰が痛くても
膝が痛くても
肩が凝っても
偏頭痛みたいになっても
つまり、体や心が
何らかのトラブルを受けた場合、
必ず、お腹は、
確認、調整しないと
いけない箇所なのです。
それぐらい、お腹は重要です。
今日は、健康の目安を「お腹」で
診る方法をお話しします。
整体では、健康か不健康か?
どうかの基準は
「丹田」のバランスが
そろっているか、どうか?
で、判断していきます。
「丹田ですか?」
「はいっ、、丹田です。
お腹には、丹田と呼ばれる箇所が
3つあります。
上から、上丹田、中丹田、下丹田です。
位置ですが、、、
本来なら厳密に診ていかなくては
いけないのですけれど
今日のところは、
「だいたい」で結構です。
上丹田は、みぞおちから指2、3本分下
下丹田は、恥骨から指2、3本分上
中丹田は、上丹田と下丹田の真ん中です。
いずれも、中指の指腹が
すぽっと入るようになっています。
では、実際に自分自身で
確認してみる方法ですが、、、
まず、仰向けになります。
手掌全体を「お腹」に
べたっとつけてさわります。
指先を立てるとわかりずらいです。
必ず、人差し指、中指、薬指を
優しく使います。
そして、息を吐いた時に
その箇所にふれると、
丹田の穴ぼこがわかります。
息を吐くことによって
「緊張」が取れるからです。
「鈴木さん、場所はわかりました。
次にどうすればいいのですか?」
「それでは、次に
その箇所の弾力を見て下さい」
健康な「お腹」は、
下丹田が硬く、上丹田が柔らかい。
そして、中丹田が
上丹田と中丹田の中間の弾力です。
こうなっていると、心身が
トラブっていてもじきに
自然に治っていきます。
反対に、お腹のバランスが
下丹田に力がなく、
上丹田が硬いと不健康です。
このような状態の時には
たとえ、心身に異常がなくても
「マズい」です。
まぁ~不健康予備軍ですね。
追伸
近ごろでは、せちがたい
世の中のためでしょうか、、、
現代人は、押しなべて
下丹田に力がなく、
上丹田が硬い人が本当に多い。
それどころか、激しい
「ストレスのためでしょうか?
「お腹」が、カチカチで
丹田の確認も難しい人も
いらっしゃるのです。
(どんなストレスが、
かかっているんだろう?)
こんな時には、「深息法(しんそくほう)」で
深い呼吸を下丹田に入れることが最重要です。
※こういった方は「深息法」の
実践が難しい。
しかし、この呼吸法を
毎日行うことにより
「お腹」の緊張が取れて
丹田のバランスが正常になり
いつしか、心身ともに
健康になっていくでしょう。
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