「鈴木さん、今日のタイトルなんですか?
他人のうんこ、、、いやいや、
大便を肛門から入れると
難病が治るって、、、?」
「タイトルそのままですよ。
他人のうんこを肛門から
移植すると難病が治ると
いうのは事実です」
「ん~ん、理解しがたい、、、
と、いうか違和感がぬぐえない」
「疑い深いあなたのために
証拠を出しますね。
参照:
2013年「New England Journal of Medicine」と
いう医学誌で、
オランダのグループが「糞便移植」
(他人の糞便を腸内に注入する移植治療)を行い
クロストリジウム・ディフィシル腸炎を根治した。
オランダチームの研究を
鈴木なりにまとめて以下に記す。
・ディフィシル腸炎に感染すると
腸粘膜がはがれ
重篤な下痢を繰り返す。
いわゆる難病である。
・感染の原因は、安易な抗生物質の使用により
善玉腸内フローラが死滅したため。
腸内フローラのバランスの崩壊
※抗生物質は「諸刃の剣」
・抗生物質を飲むうちに効かなくなる
ディフィシル菌が、耐性をもつため
つまり、安易に抗生物質を飲んだために
善玉腸内フローラが死滅。
そのため、悪さをするディフィシル菌が
勢威をふるい、重篤な下痢を繰り返す。
始末が負えないことに
抗生物質が効かない。
要するに、「悪循環」
そこで、頭のいい人が考え出したのが
画期的な逆転の発想。
健康な腸内フローラを持つ大便の移植
→腸内フローラのバランスが戻る
→ディフィシル菌の勢力が弱まる
→下痢が治る
結果、16人中13人が初回で治癒した。
※詳しいデータは以下参照
下痢治療の切り札は「他人の便」? 標準治療上回る効果
2013年01月23日 10:18
「これは、、、」
「少し、信じられましたか?」
つまり、「お腹」の調整を
することによって
腸内フローラを正常なバランスに
仕向ければ腸関係の難病が改善されるのです。
実際に、日本でも、2014年3月
慶応大学病院で潰瘍性大腸炎の
患者さんに対して1例目の
臨床試験が行われました。
臨床試験の対象は、
潰瘍性大腸炎、
過敏性腸症候群
難治性感染症
腸管ベーチェット病
(これって、すべて難病ですよ、、、)
追伸
と、いうぐあいに
「お腹」(=小腸、大腸)の持つ意味は
このように大きいことが
わかっていただけたと思います。
井本整体では、65年ぐらい前から
「お腹」を重視してきました。
その当時は、理論的な裏付けは
なかったようですが、、、
しかし、このところ科学が進んで
発表される研究結果を見ると
井本整体が、昔からやってきたことの
思想、考え方、技術の確かさが
証明されてきたように思います。
まぁ~、「お腹」が持つ意味は、
鈴木が考えているより
はるかに大きなものがあるようです。
今日から、また、臨床で
患者さんの「お腹」を
診ることに興味が増しました。(^^♪
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