「先生、左手の指先がしびれるんです」
と、おっしゃる70代の女性。
「どの指ですか?」
「親指と、人さし指、中指です」
「一番ひどいのは?」
「親指です」
「ところで、お風呂に入ったりすると
そのしびれは変化しますか?」
「いくぶん楽になるけど
しびれ感は残る」
その後、左手と右手を観察する。
正常な方と併せて観察することで
その異常感がよくわかるため。
しびれがある左手は
スキーで使う手袋を嵌めているように
ベタ~っと開いている。
とりあえず、左手を右手で
大きく包み込んで内に締めてみる。
とても、気持ちがいいとおっしゃる。
その後、仰向けになってもらい
頸椎6番、7番、胸椎1番を探る。
すると、頸椎6番、7番、胸椎1番の
背骨の際の左側が詰まっているのがわかる。
その箇所を右手で押さえながら
左腕を操作し角度を決める。
しばらくして、暖かくなってきたので手を離す。
追伸
今までは対症療法。
その後、なぜ、頸椎6番、7番、胸椎1番が
おかしくなったのかを探していくのです。
すると、左の鎖骨下の詰まりを発見する。
(ここには、指先と関係が深い
神経、リンパ菅、血管が集積していたな、、、)
そこで、次のような指導をした。
「鎖骨のこの箇所に鎖骨を覆うように
蒸しタオルをしてください」
「わかりました」
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