この映画は、全米興行チャート
11週連続トップテン!
それも、あの
『ラ・ラ・ランド』よりも
売れた作品というので
観に行くことにしたのです。
※『ラ・ラ・ランド』は、
2016年に公開されたアメリカの
ミュージカル映画。
目が大きくて輝いている
エマ・ストーンがとても魅力的 ♬
正直、この映画を実際に見るまでは、
「期待」していなかったのです。
と、いうのも、
鈴木はこういう政治的な映画は
好きじゃないのです。
映画は、楽しく、おもしろく
考えさせるものではない。
最高に楽しめる娯楽であるべき
と、いうのが鈴木の立場です。
※だから、小津安二郎よりも
「寅さん」の方が好きです。
話しを戻すと、
この映画『ドリーム』の舞台は、
・人種差別激しい1962年
(当時は、ケネディ大統領)
・ディープサウス
※Deep South=アメリカ最南部
歴史的に、人種差別が激しい州。
の時代に、NASAに勤める
黒人女性3人の姿を
描いた話しなのですから。
まずは、全体像を掴むために
この動画を見てね。(2分32秒)
冒頭に出てくる
3人の黒人の女性
・キャサリン・ジョンソン
度の厚いメガネをかけたハスキーボイス
→ 「コンピューター」と
呼ばれる天才的数学者。
映画の中では「計算係」と
言われている。
部署では、女性1人、黒人1人のため
白人といっしょのコーヒーポットは使えない。
さらにトイレも600メートル先の
黒人専用のトイレを使わなくてはいけない。
・ドロシー・ヴォーン
一番若くて色っぽい。しかし芯は強い
→ 専門は、風防のエンジニア。
エンジニアになるため、
判事に名演説を行い
白人の高校に入学した。
・メアリー・ジャクソン
黒人女性を取りまとめする
肝っ玉母さん役。
→実際は、出始めのIBMのマシーンを
最も、効果的に操る天才プログラマー。
当時のコンピューター言語である
フォートランを自由自在に使いこなす。
※鈴木も大学生の頃、
(これからはコンピューターの時代だ)と
確信してフォートランを履修したが
単位は取れなかった。(涙)
この3人が、日々の努力を重ねて
少しずつNASAのチームになじんでいく。
人種差別的なトピックを
取り上げながらも
「そこ」には深く突っ込まず
なかなかいいドラマに仕立てた。
感動したい人は
見るべき映画だ。
追伸
天才数学者である
キャサリン・ジョンソンも
IBMのマシーンの出現により
計算係から馘首される。
プログラムができ上がってしまえば
単純な計算のスピードでは
人間の頭脳は、コンピューターには
絶対に勝てない。
これからは、
人間の頭脳とAIの棲み分けが
重要と思われる。
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