長年、通っている患者さんから、
こんな質問があった。
※男性。年齢は言わない。
60歳以降と仮にしておく
患者さ「先生、いつもは腰が痛いのに
たまに下駄を履くと腰が痛くないんです。
どうしてですかね?」と、お聞きになる。
そこで、
鈴木「いつも履いていらっしゃる靴の時は
腰が痛むのですか?」
患者さん「そうです」
鈴木「でも、下駄を履くと痛くないと?」
患者さん「そうなんです」と、強い語調で言われる。
・・・・・・・
鈴木「●●さん、下駄には鼻緒がありますよね。
その時、鼻緒を足の親指と人差し指ではさみますね」
患者さん「そうですね」
※そんなの当たり前じゃないかと、
この方の内なる声が聞こえそうな声色
(しかし、それに動じず)
鈴木「それが、腰痛が起きない理由なのですよ」
(と、たたみかける)
患者さん「えっ、それが、、」(意味わからなそうに)
鈴木「●●さん、鼻緒をはさむときに
どこに力が入っていらっしゃるか?
おわかりですか?」
患者さん「、、、そんなこと考えたことないなぁ」
鈴木「普通は、考えませんよね。そんなこと。
でも、これが大事なんです」
患者さん「そうなんですか、、、」
と、いう具合に話は進むのです。
では、なぜ、足の親指と人差し指に
力が集まると腰が痛くないのか?
ここに、井本整体の人体力学の
大いなる謎が隠されているのです、
と、言ったら
少しは、興味を持ってくれるのでは
ないでしょうか?
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追伸
下駄を履く時の体の状況を
思い浮かべて下さいね。
鼻緒をはさむために
足の拇指と人差し指に
力が入っています。
ここに力が入ると
腰にかかる負担が軽減されます。
反対に、小指、くすり指に
力がかかると腰の負担が拡大します。
腰が痛くなるのですね。
つまり、下駄を履くことによって
自然に足の拇指に力がかかり
その結果、腰が痛くなくなるのです。
すべからくひざ痛、かかと痛、
外反母趾、内反子趾など
腰から下のさまざまな問題は
拇趾に力がかかっていないことが
おおもとの原因なのです。
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