この頃、患者さんの体を
拝見していると
腰椎5番を無意識に
診ていることが多い。
骨が飛び出していて、硬いので
手によく引っかかるため。
整体的にいうと、
腰椎5番は、
・膀胱
・おしっこ
と、関係がとても深い。
※腰椎5番は、全部で5つある
腰椎の一番下にある骨。
上半身を支える屋台骨と
呼ばれる誠に重要な骨。
それで、
「おしっこ、近くないですか?」
「夜中、おしっこで起きませんか?」
と、患者さんにお聞きすると
患者さん「先生、そうなんです。
おしっこが近いんです」
と、眉間にしわを寄せながら言う。
たいていは2~3度、
起きるみたいだが
一晩で5回起きる方もいた。
こうなると、寝ているより
起きている時間の方が長い。
これでは昼の疲労が夜の睡眠で
抜けないだろう、と思い
鈴木「もしかして、昼寝してませんか?」
患者さん「えっ、、、そうです。ついついね」
鈴木「そうでしょうね」
そう言う人は皆
腰椎5番と、とっても関係が深い
左の内ももが硬く縮んでいる。
両脚を横に開くと左脚が開きづらい。
中に1本、キーンと張っている
筋みたいのがある。
(あぁ~、この辺が硬いんだ)と、思う。
試しに、この筋肉を上下に弾いてみると
おしっこが出そうになるから
この筋肉のこわばりがおしっこと
関係があるのは間違いないところだ。
これをストレッチすれば
おしっこの関係はかなり
改善するのだが、、、
ここが硬く伸びにくい人に
ここを「ストレッチしなさい」と言っても
なかなか伸びた感じがしないので
やりたがらない。
患者さん「先生は、そう言うけど、、、
伸びた感じがしないんです」と、言う。
(そうだろうなぁ~)と思う。
自分の経験からもよくわかる。
→ 人間、「実感」しないとわからない。
と、いうことですね、結局。(-_-;)
100の理屈よりも1つの実感が
大事だということですね ♪
追伸
ここの筋肉が伸びづらい、
伸びた感じがしない、と言う方には
人体力学体操の「がに股の複合体操」がいい。
150ページ『腰の人体力学』
人体力学体操という動きの中で
筋肉を実感できるのでとてもいい。
ぜひ、やってみることをおすすめする。
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