患者さん:
「先生、わたしこのごろ膝が痛くて・・・」
わたし:
「膝の内側が痛いんですよね」
患者さん:
「そうなんです。内側が痛いんです。
なぜ、わかるんですか?」
今まで痛くなかったのに、
痛くなったなら、必ず内側からです。
これは法則といっていいぐらいです
ところで、
わたしはここ1週間ほど、
実験をしているのです
どんな実験かというと、
歩き方の矯正をやっていまして
かかとから着地して、
拇趾へと力が抜けていく
歩き方を身につけようとしているのです
左足の靴底の減り方が、
前から気になっていて
(左足のかかと側がすり減る)
これを治そうと。
左足のかかと側が減ると、
痔、胃、心臓に負担がかかることを
知っているからですが
それでもって、かなり
意識してやってみたところ
今まで使っていなかった筋肉を
使ったためでしょうか
10日前から、左の膝が痛くなってきました
やっぱり 膝の内側 からです
これは法則です(^o^)
その後、からだの使い方が
変わらない限り
膝の痛みは徐々に移動します
膝の痛みは、内側から始まり、
外側へ、そして裏側に進行する
内側⇒外側⇒裏側
治る時も、
裏側⇒外側⇒内側
の順序で良くなっていく
また、左膝の痛みは、
右膝の痛みより重いし、古い
(治るのに時間がかかる)
ですから、膝の痛みが
どこにあるかである程度、
治り方の予測がつきます
膝の痛みで悩んでる方は
今の状態を知り適切な方法を
おとりになって下さいね
追伸
さて、自分の膝の痛みだが、
予想通り治ってきた。
今日はほとんど痛みを感じない
だって、正しい歩き方を
やってみての筋肉痛からくるものだから
(左足の裏、左脚の内側が痛かったから
そこが使えていなかっただね)
このように何十年も使ってきた
「体の使い方」を変えようとすると、
このように反応が出る
歩き方を変えようとしたら、
膝に痛みが出たように
だから、ある程度の年齢を超えて、
なお「体の使い方」を変えようとすると、
その反応が耐え切れないものになる
可能性もあるので注意が必要です
「体の状況を考えないで、
ただたんに部品を取り替える感覚で
体のことをやろうとすると、”怖い”です。
総合判断が必要
からだは、悪いなりにバランスを
とっているからその支えを
無理ヤリはずすと危ないのです
高齢者の熱中症対策には、沖縄の人(う ちなんちゅー)の生活を真似すると良い
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