40代の男性。
左膝を手術し、その位置を
安定させるために体内に
ボルトがまだ入っている状態。
この際、一番、注意をすることは
手術した左膝を決して
捻じったりしないことだ。
膝は、解剖学的に見ても、
伸ばすか、曲げるしか
できないようになっている。
したがって、、、
捻じる動きを患部に加えると
筋肉がダメージを受け
後で痛くなったりするから。
その点だけを注意して
操法を行っていく。
左ひざの上部にある股関節
下部にある足関節を緩める。
そして、膝の裏側に当たる
脚の筋肉を伸ばしておくことは必須。
仰向けになってもらい
両脚をちょっと引き気味にして
外から内、内から外へとすると
手術した左ひざの裏側の筋肉が
伸びにくいのがわかる。
「手術した側が伸びづらいのは
わかりますか?」
「伸びづらく感じるのは
左ではなく右に感じます」
「悪い方は、感じにくいようになっています」
「そうですか」
その後、ようやく
手術した方を感じるようになったのを
(鈴木の)手の感覚で感じるので終了。
すぐに、ひと息いれずに
下がっている内くるぶしを上に持ちあげる。
追伸
うつぶせになってもらい、
左膝と関係が深い
腰椎3番の左の外側を締めておく。
その後、腰椎3番の骨の際に
穴ぼこが出現したので
その中にある硬結を捉えておく。
この箇所に硬結が出たので
これで操法は終了となるのです。
※痛みがある時は、
必ず、骨の際に硬結が出る
つまり、骨の際が緩んでくれば
後は、患者さんのお体が
勝手に「治療」の道を辿ってくれるのです。
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