以前、一度だけ
コンビニでバイトをしたことがある。
大学3年生だった。
日本はバブル絶頂。
今からたった30年ほど前のこと。
面接に行くと
顔色が悪そうな店長が
店の奥から出てきた。
(30代後半から40代かな、、、
それにしても顔色が悪いなぁ~
夜中、仕事するとそうなるのかな、、、)
と、若干、不安を覚えたが
21歳という若者らしい傲慢さで
自分だけはそうはならないと思った。
今、考えると、
ちと、恥ずかしい。
面接自体はたいしたことがなく
すぐに「合格」だった。
あの頃は、どこの職場でも
人が足りなかったから
誰でも雇ってもらえた時代だった。
そういう夢みたいな
時代も日本にはあったんだよ、、、(苦笑)
店長「では、鈴木君、
月曜日と木曜日の19時から
翌朝の9時までお願いします」
鈴木「はい、わかりました」
店長「まぁ~ないとは思いますが
もし夜中、強盗が入ったら
レジにある全額を渡してね。
お金より、あなたの命の方が大事だから」
※当時は、コンビニの強盗が
そろそろ流行り始めていた時代なのです。
鈴木「はい、わかりました」
そして、数日後、
初めて勤務に就きました。
※今と違って、夜中は1人体制です
19時に店に入ってから
夜中まではいろいろと
忙しかったことを覚えている。
搬入とか、値札ラベル貼りとか
お客さんの対応とか、、、
でも、飽きずにやっていた。
ラベル貼りはおもしろかった。
でも、12時を過ぎると客足が
ばたっと途絶える。
1時間に3人か、4人。
その間、鈴木はレジの後ろに
雑誌や漫画をどっさりと置いて
それらを読んでいました。
あれほど大量な漫画や
雑誌のたぐいを
読んだことはありませんでした。
ほんとに至福の時でした。
4時になると
横浜駅界隈で接客していた
ホステスさんやお水関係の人が来ました。
※お店は横浜駅から歩いて
6分のところにあった。
みなさん美人でかわいく
キュートだったけど
おしなべて疲れてた。
数冊の漫画をレジに持ち込んで
「これ、明日までに借りていくぞ」という
あっちの筋の人も来ました。
5時になると鈴木は
店頭を掃除します。
※マニュアル通りです
その頃になると
空が次第に明るくなってきます。
その明るさとともに
客筋は変わり始め
世間を真っ正直に地道に
生きている人が来だすのです。
なぜか、彼らは、
いつも同じものを買いました。
二個入りのおにぎりとか
お稲荷さんとか、、、
鈴木は、いろいろな人を見ました。
追伸
このブログを書きながら
様々なことを思い出しました。
よくわからないけれど、
そのすべての経験が
今の仕事に繋がっているのですね。
そう考えると、
人生ってすばらしい。
そう思えないですか?
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