ある患者さんの
背中を捉えていた。
※腰椎1番の左側
この箇所は、首の張りを
緩めるのに効果的なところ。
ただ、井本整体では
「●●の症状だから
△△を調整すればいい」と、
言うのは無い。
この方の場合、
この腰椎1番が、首の硬直を
緩めるのに「効果的」だから
使ったまでにすぎない。
鈴木も入門当初は
・ひざ痛なら腰椎3番
・坐骨神経痛なら腰椎4番
と、言った
必殺のマニュアルを
教えてくれるのかと思った。
しかし、そんなマニュアルは
無いのだと知るようになる。
生命は、、、
パターン化して
そこを調整して
治るものではないからだ。
※だから、急所の場所だけを
頭で知っていても、使えない。
「活かす」やり方があるのです。
ただ、力任せにやる人は
決してわからないだろう。
なぜかって?
相手が呼吸をしている
生命体だから。
この意味がわかる人は
多くは無いだろうが。。。
話しを戻す。
腰椎1番を右手の拇指で
軽く捉えておく。
穴ぼこになっているので
指がおさまる。
この段階で、「ここ」で
間違いなしと確信する。
「ここ」をやって欲しいと
体の奥からの気配も感じる。
ここで、置いた右手を
そのままにしているだけでも
「効果」がある。
でも、それだと時間が掛かる。
左手を添え、左の腰を入れる。
すると、
「今、押さえましたか?」
と、患者さんがおっしゃる。
「押さえていませんよ」
「でも、急に圧度が増しました」
「そうですか。。。
あなたが、力を入れたのでは
ないですか?」
「入れてないですよ」
「不思議ですね」
「・・・・・・」
追伸
この患者さん、敏感なので
わかったのでしょうね。
「さっき、さわっていた箇所は
どうですか?」
「そういえば、、、
あれだけきつかったのに
今は、何ともないですね」
「押さえていないってことでしょ」
「・・・・・・」
その後、
「ここ」は、、、
不思議な整体をするって、
言って、お帰りになりました。
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