蝉が1匹
店頭で死んでいた。
仰向けになって
四肢を丸めていた。
眼には力がなかった。
油蝉だろう、、、
生前は「ジージー」と
この辺りで鳴いていたのだろう。
その鳴き声を
鈴木はクーラーで冷やした
快適な道場で聞いていたのだ。
きっと、、、
なんだか申し訳ないような気がした。
脚をつまんで真向かいの
マンションの植え込みに葬った。
できることはそれぐらいしかない。
追伸
人もこの蝉のように丸まって死ぬ。
以前、井本先生は
「背骨の弾力が生命力」と、
おっしゃっていたが、、、
ちょっと背骨を反らしてみた。
関連記事
- 2019.02.06
フェラーリの話し - 2018.10.19
右ひざの裏が痛いという女性 - 2020.05.17
ブログを読むまでのプロセス - 2016.10.28
鼻水、くしゃみが出る本当の理由 - 2017.10.21
俺は狩る側だ『旅猫リポート』 - 2018.11.16
工藤公康はほとんど朝ごはんを食べない