人間は、ストレスを感じると
自律神経系と内分泌系の
2つの反応経路があるのです。
自律神経系とは、体中に
張り巡らせた神経を
通じて反応する。
具体的にいうと、
それは、こういうこと
ストレスを感じると、
自律神経が警戒態勢に入る。
自律神経には、相反する働きをする
2つの神経があるのです。
1つは、
「闘争」の交感神経(緊張の神経)
もう1つは、
「逃走」の副交感神経(リラックスの神経)
この2つの神経のバランスが
うまく取れている状態が
俗に「健康」の状態です。
しかし、体が、何らかの
ストレスを感じると
「闘争」の交感神経が優位になり
脳内と交感神経の末端から
ノルアドレナリンを分泌。
また、同時に、副腎の髄質から
アドレナリンを出すのです。
その結果、
心臓の鼓動がヒートアップ
→血管収縮
→血圧上昇
→体が興奮
→活動的
その反面、戦うのに
必要ではない消化活動が
制限されるのです。
それで、
本来なら、ストレスが低下すると
興奮気味だった交感神経が休息に入ります。
そして、今度は、リラックスを
担当している副交感神経が
優位になってバランスを取るのですが、、、
昨今の状況を見ると
ストレスがいつも絶えずに
体は交感神経過敏になっています。
・朝晩の通勤
・せちがたい世の中
・パワーハラスメント
など、、、ですね(涙)
つまり、心臓はドキドキ
血圧はドクンドクンなわけです。
その結果、
動脈硬化、高血圧、腰痛
肩こり、便秘、頭痛、胃もたれ、
口の渇き、インポテンスが起こります。
もう一つは、
内分泌系(ホルモンを通じた反応)です。
ストレスを受けると、
ストレスに対抗するために
副腎皮質ホルモン
(ステロイド・ホルモン)を出します。
ちょっと厳密に書くと
脳の奥にある視床下部から
CRHというホルモンが分泌され下垂体へ
→脳の下垂体からACTH(副腎皮質刺激ホルモン)が
放出され副腎皮質へ
→副腎皮質から副腎皮質ホルモンが分泌
これが最強のホルモン
ステロイド分泌までの経路です。
このステロイド、あなたも聞いたことが
あると思いますけど、、、
超強力なホルモンです。
アトピー性皮膚炎
ぜんそく
などで使われることが
多いようです。
ここで、おさらいすると
野生のライオンのメスが
サバンナを走り回っている
シマウマを食べるために
狩ろうとしている姿が
交感神経優位の状態です。
反対に、シマウマを食べて
お腹いっぱいになった時
木陰の下で寝そべって
昼寝している時が
副交感神経優位の状態です。
これが、いちばんわかりやすい
例えかも?しれませんね(苦笑)
追伸
整体では、自律神経の調整に
主として、お腹、頸を
使うことが多いです。
鈴木の個人的な感想でも
ストレスでお腹を
硬くしている人がほとんどです。
それだけ、生活しづらい世の中に
なっているのでしょうね、、、
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