まずは、基本的な所から
確認をしたい。
右足のすねが冷えるのは
その箇所の筋肉が
硬直したため、
その下を流れる
血流、リンパの流れが
阻害されたから。
以前にも、書いたが、、、
症状は、
「痛み」
↓
「しびれ、冷え」
↓
「まひ」
の順序で進む。
※「まひ」は、部分死。
全身「まひ」の状態が
「死」なのだから
だから、この方の場合
現在、「冷える」のだから
この硬直度合いは
かなり進んでいると
言っても差し支えない。
こんな時は、、、
自力で緩めてもらうことを
先にするのが得策。
(確か、この患者さんには
以前、股関節Vの字体操を
教えてあったことを
思い出したので、、、)
「以前、教えた
股関節Vの字体操を
やってみせてください」
「はい」
それで、実際に
股関節Vの字体操を
やってもらうと、、、
(手順はこなせているので
やっては下さっている)
と、まずは安心する。
(でも、右すねが冷えると
訴えるからには、、、
鈴木の指導のポイントが
患者さんに正確に
伝わっていないのか、、、)
それで、「どこ」を
修正すれば
よいのかを確認する。
すると、脚を下ろした時の
速度が遅いため
患者さんの腹筋に
多大な力が
掛かっているのがわかる。
ポイントとなるべき
右の股関節から
右のすねに「負荷」が
全然、掛かっていないのです。
「手順は正しいのですが、、、
それだと腹筋に力が
掛かっているので
腹筋の体操に
なってしまいます。
それを防止するためには
腰の反りを作ってみてから
人体力学体操を行って下さい。
そのためには、
肩甲骨の下あたりを寄せます。
そして、胸を張ってください。
すると、腰の下に
すき間ができます。
それで、人体力学体操を
行ってみてください」
「こうですか?」
「そうです」
「そうすると、腹筋よりも
右足に力が掛かります」
「そんな感じです」
「こんな感じなのか、、、」
「そう、こんな感じ」
「結構、きついんですけど」
「効いているということですね」
「・・・・・・」
追伸
その後、操法で
患者さんの体を
調整していくのです。
このように、、、
臨床では、いろいろと
工夫が必要になります。
以前は、、、
その「工夫」ができずに
相手の方に合わせることが
苦手でした。
でも、少しずつ
改善されてきたようです。
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