「先生、右手が手袋を
した時のように強ばるんですよ、、、
何かいい方法がありますか?」
と、患者さんから聞かれた。
「そうですか、、、」
と、言いながら、、、
両方の手首から先を
包み込むように挟んでみる。
すると、いろいろなことがわかる。
手袋をした時のように強ばる右手は
左手と比べてぶ厚い。
手首が開いているからだ。
手首が開く理由は様々である。
・スマホ、パソコンを過度に使用したため
・編み物などの手作業のため
または、女性の生理の時にもなる。
更年期を迎えた女性にも
見られることもある。
当然、おおもとの原因を精査し
そこを調整していくことは
整体指導者としては外せない。
さて、自分で、ケアする場合は
手の小指側と親指側とを
反対側の手で内にギュッと締めてみる。
その後、挟んだまま
肘方向、指先方向へと
小さく、何度か動かしてみる。
すると、ちょっと「痛っ気持ちいいところ」が
出てくるのを実感されるだろう。
これを、圧痛点とか硬結とか言う。
これを捉まえたまま、しばらくじっとする。
じきに、その箇所が暖かくなったり
脈を打ち始めるのを感じるはずだ。
そうなったら、しめたもの。
その時には、はばったかった右手も
少しは楽になるはずだ。
追伸
お相撲さんが、手首に大きな
サポーターのようなものを
付けているのを目にしたこともあると思う。
これも、ほぼ同じ理由からです。
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