ある時のこと。
高校生の男性が、
左の腰が痛いと訴えお見えになった。
その施術を終えたところ
付き添って来られたお父さまから
こんな質問を受けた。
「先生、今日はありがとうございました」
「はい」
「ところで、1つ質問があるのですけれど
よろしいでしょうか?」
「はい、どんなことですか?」
「息子が寝ているところを
会社から戻って、たまに見ることがあるのです」
「、、、、、、」
「すると、うつぶせになって
寝ているのです。
どんな理由からでしょうか?」
「それは、、、
夕食を食べてすぐ後に睡眠されると
無意識にうつぶせになることが多いです。
なぜかと言うと、、、
食べたばっかりで胃袋が膨れているから」
「、、、、、、」
「お父さまも、寝付けない時に
左を下にしたり、右を下にしたり
すると思いますが、、、」
「はい」
「そんな時は、左を下にした時は
左側の臓器である胃袋、心臓に
負担が掛かっているのです。
右側なら、肝臓や、胆のうですね。
つまり、息子さんは、、、
胃袋に負担が掛かっているから
うつぶせになるのです」
「胃袋が悪いのですか?」
「そうではなくて、食べてすぐに
寝ようとするからなのです」
「大丈夫ですか?」
「それなら、お父さんが出社する前に
息子さんの寝ている姿を見て下さい。
仰向けになっていれば
胃袋は問題ないと思いますよ」
「それでは、早速見てみます」
「よろしくお願いします」
追伸
人は、体が緩まないと眠ることができません。
ですから、食べてすぐ後に
眠ろうとすると胃袋を緩めるために
うつぶせになって眠ろうとするのです。
これは、体が自然に行うこと。
ただ、朝、目覚める際にも
うつぶせになっていれば
ちょっと考えなくてはいけませんが。
要するに、、、
うつぶせで寝ている時は、
胃袋に負担が掛かっているということ。
眠る前の食事の時間を
早めることを考えるべきですね。
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