鎖骨を触診してから、
両肩にフッと手を置いてみる。
「●●さん、左の肩が張っていますね?」
「はい、そうなんです」
その後、●●さんの両腕の
力こぶの当たりを大きく挟んでみる。
そして、挟んだ力を緩めずに
上下、内外と動かすと
硬い箇所に当たってくる。
この硬いところが、
一番、●●さんの負担が
掛かっている箇所なのです。
つまり、力を緩めずに
動かすことによって
その人の一番硬いところが
浮き彫りになってくるのです。
ここでは簡単に書いているが、、、
実際にやってみると
これが案外、難しいのです。
と、言うのも、、、
肩が張っている人は、
たいてい腕が重いから。
その腕の重さを受け止めるだけの
腰の力が必要になるのです。
ここで勘のいい人は
すぐに気付くでしょう。
「こちらの手で挟んでいるのだから
腰の力というより腕の力でしょ」
確かに、腕で操作しているのですが、、、
腰から腕に力を貸し与えている感じと言えば
何となくニュアンスが伝わるでしょうか。
上手くは言えませんけど
そういうもんなんです。(苦笑)
話しを戻す。
●●さんの場合、力こぶの下の方が硬い。
これは、腕全体を使った疲労素というより
指先を使った疲労素と考えてよい。
指先の疲労素なのですから
その後、手首の締まりを見ていくわけです。
※指先の疲労は、手首に現れる
「●●さん、日頃、
指先を使うようなことをしていますか?」
「しています。ビーズとか」
「コロナですからね、、、」
「そうなんです」
追伸
ここまでわかれば、、、
後は、手首と関係する箇所を
見つけ出し、調整するだけなのです。
要するに、、、
患者さんのお体を拝見して
まずは、違和感、特徴を見つける。
その後、その関連場所を確認し
原因を特定する。
そして、調整していくのです。
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