ある時、井本整体本部道場で
ある女性に仙骨挙上体操を指導していた。
※仙骨とは、お尻にある逆三角形の骨のこと
この箇所は、女性にとっては
とても微妙なところ。
だから、仙骨挙上体操を指導する際
気を付けねばならないことがある。
それは、指導する側が
極力、手を貸さないこと。
ただ、仙骨が飛び出している箇所に
手を置くだけにとどめることが
この人体力学体操が
「効果」を出すか出さないかの
重要な分岐点になる。
後は、言葉で誘導する。
「この箇所(=仙骨)を感じるように
膝を曲げて、伸ばして、、、
そのまま左右に小さく振って」
「、、、、、、」
※このように体操を指導される側が
黙っている時は集中している証拠
「そうそう」
「、、、、、、」
「そこから、膝から先を
ちょっとだけ伸ばして」
「、、、、、、」
と、言う具合にすると
とても実感できるようです。
うまく実感できた時は、
人は、必ず、その動きを確認しようと
今、行った体操を再度行おうとします。
それさえ見ておけばよいのです。
追伸
この女性、、、
「体操を行っている最中に
足がつりました」と言っておられた。
すぐに答えを返す。
「今まで休んでいた筋肉が
働き始めたのでしょう。
それは、悪いことではありません」
「はい」
この最後のひとこと。
これがとっても大事なことなのです。。。
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